京都市南区にて雨漏り修理・防水工事〈マンション屋上のウレタン防水工事〉
2026/03/18
お客様のお悩みとご依頼のきっかけ、弊社からのご提案
今回の防水工事の現場は、京都市南区・築20年のマンション屋上。
雨漏りが起きているとのお問い合わせをいただき、現場調査に参りました。
屋上はシンダーコンクリートで、経年劣化が見受けられ、そこが原因の雨漏りと特定致しました。
既に雨漏りが起きているということもあり、適した防水工事として、ウレタン防水(通気緩衝工法)をご提案。
施工前
長年の自然環境にさらされ、劣化が進んでいます。
水分をはねのけることができない脆弱化した状態なので、下地が既に水分を含んでいます。

笠木部分も経年劣化により、シーリングのひび割れや隙間が生じています。
一見問題がないように見えても、これらの隙間から雨水が侵入し、内部へと回り込むことで雨漏りとなることがあります。
特に屋上やバルコニーの端部は風雨の影響を受けやすく、劣化が進行しやすい部分でもあります。
そのため、防水工事においては笠木まわりも含めた一体的な対策が重要に。
今回は、本来であれば笠木部分も手を加えおきたい状況なのですが、想定されているご予算の都合も相談致しまして、平場と立ち上がり部分の防水のみ施工させていただきました。
施工中
下地調整
防水工事の仕上がりには、施工前の入念な下地処理が不可欠です。
まず現在の下地の状態を確認し、凹凸がある箇所はケレン(研磨)や補修材を用いて平滑に整えていきます。
下地に起伏が残ったままでは、防水層の土台として安定性が不十分となり、塗膜にムラが出てしまったり、その箇所が弱点になるためです。
あわせて、表面に付着した埃、砂、油分などの汚れも徹底的に除去します。
最後にお客様から見えない工程ではありますが、下地処理をどこまで丁寧に行うかが、防水の安心を長持ちさせる要素となります。

平場だけでなく、立ち上がり部のひび割れなども見逃せないポイント。適宜補修しておきます。
写真は排水口の金物を新設した箇所です。
こちらは設置時、ハンマーでしっかりと叩いて下地の形状に沿わせ、隙間をなくします。
プライマー塗装
まずプライマー塗装、つまり下塗りを行っておきます。
これには、後で設置するシートとの密着力を強めるほか、下地表層の脆弱さをカバーする機能などもあります。
「やっておいた方がいいから」している工程ではなく、必ず必要な工程です。

シーリング(白い線の部分)を打って、凹んでいる目地の防水性を高めます。
こちらは、下地が熱や温度変化を受けて収縮しても柔軟に追従する力があり、簡単に割れることなく、水気をブロックしてくれます。
以上で、下地に施す処理は完了です。
通気緩衝シート設置

メーカー規定の通気緩衝シートを敷設していきます。
シート同士を接着するテープも、メーカーの定める条件を満たしたものを用います。
ただ敷くので終わりではなく、圧をかけるローラーで全面押し付けておきます。
このシートは、下地の水分を逃すことだけが仕事ではありません。
下地とウレタン防水層との間で緩衝材となり、下地が熱で伸縮したり地震で揺れたりしても、それに追従してダメージを弱めます。
これにより、重要なウレタン防水層が剥離したり、亀裂が入ることを防げる仕組みです。

排水口周りは雨水が集積しダメージを受けやすい箇所。
事前に増し塗りしておき、防水性を高めておきます。
ウレタン防水塗装
中塗り
ウレタン防水を塗装する工程に入ります。
「サラセーヌ」という信頼性の高い防水材シリーズを使っていきます。

重要なのは、2回に分けて層を形成することです。
それぞれの層を完全に硬化させることで、堅い防水層を確実に形成。
それ自体がいくら高性能の塗料であっても、1層では、メーカーが定めた機能を果たすことはできないのです。
薄すぎない・厚すぎない層を重ねることと、乾燥に時間を惜しまないことが、塗装全般において絶対のルールとなっています。
上塗り

上塗りで厚みをもたせます。
特に端部や立ち上がりは、最後まで、垂れや溜まりが起きないように細心の注意を払いながら施工します。
防水において気を抜いて良い箇所というのは当然ですが存在しません。
どんなに目立たない箇所であっても、単に見た目だけの問題ではなく、ずさんな施工が雨漏り再発を招きます!
トップコート塗装

上塗りまで終わってたくましくなった防水層に、仕上げのトップコートを塗装します。
こちらは、劣化の大きな要因である紫外線ダメージを抑えるものです。
表面のつやがなくなり、ひびなどが表面に入ってくるなどしたら、劣化兆候として考えられます。
深層にダメージが及ぶ前に、トップコートの塗り替えメンテナンスを行うことで、ウレタン防水の寿命を延ばすことができます。
完工
工期は12日間でした。

正直なところ、防水工事は仕上がってしまえば見た目に大きな変化が出る部分ではありません。
しかし、見えないところにどれだけ手をかけたかが、そのまま耐久性に表れてきます。
シンダーコンクリート特有の動きや含水の影響を考慮し、土台部分までしっかりと施工させていただきました。
担当者のコメント
この度、ご縁あり、株式会社エム・アール・ピーまでご依頼いただきまして誠にありがとうございました。
防水メンテナンスは、普段あまり気にしておらず、天井にシミができるなどしてから「あっ!」と焦られるケースが多いです。
修繕費用がかさんでしまうこともあるため、やはり、定期的な点検とメンテナンスに限ります。
余談ですが、排水口(ドレン)の周囲に、雑草が生えてきている様子を目にしたことはありますか?
この場合、長く放置すると根っこが防水層を断裂させ、雨水の侵入を起こす場合があり注意が必要です。
▷参考記事: ドレン(排水口)の詰まりが原因で防水層が劣化する?その仕組みを解説
雑草に雨漏りのリスクがあるなんて、なかなか実感がわきにくいですよね。
そういった簡単な項目から、ご住宅のバルコニーなど、一度確認されてみると良いかもしれません!
弊社の現地調査では、国家資格を持つ職人がご対応致します。
以下の記事では、ウレタン防水についてその後のメンテナンス方法まで確認いただけます。
併せてお役立てください。
▷参考記事:ベランダ防水に最適!ウレタン防水塗装のメリットやデメリットについて












